2021/03/18 【2021年版】クリニック向け電子カルテ購入前注目ランキング
今回で11年目となる毎年恒例の「クリニック向け電子カルテ実態調査」。それと同時進行で今検討している電子カルテのアンケートも行いました。
2021年の今、電子カルテを導入しようとしている医師が注目する製品はこちらです。
製品名 | 回答率 | |
---|---|---|
1 | 富士通(HOPEシリーズ) | 24.0% |
2 | エムスリーデジカル(エムスリーデジカル) | 22.9% |
3 | 富士フイルムヘルスケアシステムズ(旧:日立ヘルスケアシステムズ)(Hi-SEEDシリーズ) | 15.1% |
4 | PHC(Medicomシリーズ) | 14.9% |
5 | EMシステムズ(MAPS for CLINIC,MRNシリーズ) | 4.0% |
6 | キヤノンメディカルシステムズ(TOSMEC Aventy) | 3.1% |
6 | ダイナミクス(Dynamics) | 3.1% |
1位は『富士通(HOPEシリーズ)』となりました。HOPEシリーズ自体さらに4製品にわかれますが、その中で最も検討対象となっていたのが『HOPE Cloud Chart』です。
2位の『エムスリーデジカル』3位の『富士フイルムヘルスケアシステムズ(旧:日立ヘルスケアシステムズ)(Hi-SEEDシリーズ)』と揃って、クラウドがキーワードとなる製品です。
注目度の高さが伺えます。
新規購入および買い替えでどのタイプの電子カルテを検討中かもお伺いし、回答は以下のようになりました。
クラウド型電子カルテと回答された方が57%、オンプレ型電子カルテと回答された方は37%です。クラウド型電子カルテの注目度が高いといえます。
オンプレ型電子カルテも需要が無いとはいいがたく、なにより『【2021年版】クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング』ではオンプレ型電子カルテの購入数が上回る結果となっています。
購入に至るまでに、様々な検討が行われていることが想像できます。
購入された医師の皆様は意思決定までにどのような経緯があったのでしょうか?
「クリニック向け電子カルテ実態調査」では、電子カルテ導入検討にあたり、意思決定に最も影響を受けた情報元もお伺いしました。
回答は以下になります。
情報元 | 回答率 | |
---|---|---|
1 | 友人·同僚への相談、または友人·同僚の紹介 | 26% |
2 | 医師向けのリアルイベント(展示会、EXPO、医療フェアなど) | 18% |
3 | インターネットで検索した電子カルテ情報 | 12% |
4 | 製薬卸からの提案·紹介 | 11% |
5 | 電子カルテメーカーのホームページ | 8% |
5 | その他(検査会社の紹介、電子カルテメーカー、病院で使用経験 など) | 8% |
7 | 電子カルテメーカーからのDMやチラシでの案内 | 7% |
8 | 開業コンサルタントからの提案·紹介 | 6% |
9 | 医師向けのオンラインイベント(Webセミナーなど) | 3% |
展示会やインターネットなどでの情報収集、個人で集められる情報は集めつつ、最も多かったのは『友人·同僚への相談、または友人·同僚の紹介』でした。
やはり口コミは強く、実際に利用されている方のご意見は重くもあります。忌憚のない意見を聞けることも意思決定の手助けになっているのかもしれません。
ほか、製薬卸や、開業コンサルタントなど近しく様々なケースを知っていそうな協業者を頼るケースや、検査会社や医療機器メーカーからも機器連携の一環でアドバイスをもらうことがあるそうです。
病院に導入されている電子カルテ·レセコンのシェア数の32%が富士通と報告されています。
「電子カルテ購入前注目ランキング」で富士通(HOPEシリーズ)が注目製品1位となっているのも病院で使用経験がきっかけになっていると考えられそうです。
『【2021年度版】電子カルテ購入シェア-購入の決め手TOP5』では、購入の決め手が【価格】となっています。
使い慣れた電子カルテ·レセコンを基準に情報収集していき、機能面·コスト面での妥当なラインを見定めている様子が伺えます。
クラウド型、オンプレ型ともメリットデメリットが多々ございます。
導入すれば長く使うことになる電子カルテ、ご検討には情報収集が重要となりそうです。
口コミはもちろん実機を触ってみることもおすすめします。
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先生の医療スタイルにあった電子カルテを、望まれるスペックと照らし合わせご提案させていただきます。
電子カルテ選びに迷われることありましたら、是非ご活用ください。