2012/08/30 在宅医療で困っていること
第 1 回では、在宅医療を始めた理由や、始める前の不安など、取り組む際の実態についてご覧いただきました。
今回の第 2 回では、現在在宅医療を提供されている先生が、実際に困っていること、その解決策について具体的にお伝えしていきます。
「24 時間オンコール体制」、「患家訪問時間の確保」 など、"時間" についての課題がトップに。
また、「関係施設との連携体制」 も、課題意識の高い結果となりました。
それ以外では、「医療機器」 や 「駐車場・交通手段」 など、現場ならではの課題が続いています。
在宅医療を提供するための課題は、限られた人的資源の効率性と言えそうです。
現実的に少しでも効率性を追求するには、アウトソーシングの利用や、医療品質を上げる機器・ツールなども、課題解決の一端を担うのかもしれません。
「代行や連携できる医師」 を求める回答が圧倒的に多く、先生の時間的制約を示す結果となりました。
そして、次に多かったのが 「コ・メディカルの訪問委託サービス」 と 「24 時間オンコールサービス」。こちらは委託できるものは委託したいという先生の傾向がうかがえます。
また、診断の質を上げるために在宅用の医療機器や電子カルテ・ツール、遠隔画像診断のアウトソーシングなどを回答された先生もいらっしゃる結果となりました。
【アンケート概要】
対象 | : |
m3.com 会員医師会員で、在宅医療を実施されている開業医 |
調査方法 | : |
m3.com 医師会員向けネット・アンケート |
調査期間 | : |
2012年8月 |
サンプル数 | : |
121件 |