2012/06/07 聴診器を知る
1819年フランスで誕生した聴診器は、いまや、クリニックや病院で当たり前のように使用されています。その形状や材質は、蓄積された知見や診療科ならではの用途に応じて若干の変貌をとげてはいるものの、医師にとってはもっとも身近な道具であることに変わりはありません。
今回の特集では、医師のシンボルである‘聴診器’について、エムスリー独自の調査結果をご紹介していきます。
左記のアンケートは、内科系医師で普段聴診器を使用しており、過去1年間で聴診器を買い替えた医師にお伺いしたものです。
圧倒的シェアのリットマン™は、‘音の聞こえ’がいいともっぱらの評判、ケンツメディコ、ウェルチアレンの聴診器に根強いファンがいるのも見逃せません。
当たり前の結果と言ってしまえばそれまでですが、ダントツのポイント数を獲得したのは、「聴診性能」と「聴診音の質感・音質」。自身の感触と耳の感覚にマッチするものが求められていることがわかります。
一方で、デザインやブランドなどはさほど重視されておらず、価格についても、あまりこだわりがないと読み取ることができるでしょう。
購入の際は、他の医師のクチコミなどを参考にしながら、ご自身にフィットしそうなものを選択してみてもいいでしょう。
それでは次に、一人の医師が何本くらいの聴診器を持っているのかを伺いました。
m3.comストア 2011年4月~2012年3月 販売本数
【アンケート概要】 | 対象 : | m3.com会員医師会員 内科系医師 仕事上で聴診器を使用しており、過去1年間で聴診器を買い替えた |
調査方法 : | m3.com医師会員向けインターネット・アンケート | |
調査期間 : | 2011年11月29日 サンプル数 : 106件 |