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電子カルテ

2020/03/17   【2020年版】電子カルテ購入シェアランキング

【総評】

今回で10年目となる毎年恒例のクリニック向け「電子カルテ実態調査」より、最新の電子カルテの動向をうかがいます。
10年間連続シェア1位のPHC(パナソニックヘルスケア)のMedicom-HRシリーズに対し、クラウド型電子カルテのエムスリーデジカルが前年3位から順位を上げ2位に躍り出ました。低価格でありながらレセコン一体型/ORCA連動・入力のしやすさなどを兼ね備え、多くの先生方にご関心を寄せていただいているようです。
その他にも様々な特徴を持ったオンプレ型電子カルテがランクインしています。

総合ランキングTOP10

PHC(Medicom-HRシリーズ)

日本国内で初めて診療所用レセプトコンピュータを出し、レセコンから一体型電子カルテに移行するユーザーに高い支持を受けています。サポート体制が充実している点にも定評があります。

前年比

(前年度1位)

シェア

21.4%

製品特徴

レセコン一体型

エムスリーデジカル(M3 DigiKar)

クラウド型の中でシェアを高めており、AIによる自動学習機能で入力にかかる時間を大幅に減らすことが可能です。

前年比

(前年度3位)

シェア

10.5%

製品特徴

クラウド電子カルテ

ビー・エム・エル(Qualis/Medical Station Clinic)

検査会社への検査依頼や結果の取り込みをオンラインで実施できることが大きな特長です。依頼内容の入力ミスや入力漏れを防ぎ、業務効率を図ることができます。

前年比

(前年度3位)

シェア

8.3%

製品特徴

レセコン一体型

ユヤマ(Brain Boxシリーズ)

 

前年比

(前年度4位)

シェア

6.4%

製品特徴

レセコン一体型

ダイナミクス(Dynamics)

レセコンと電子カルテを合わせた料金に汎用のパソコンをご用意いただくだけで導入が可能で、利用パソコン台数が増えても使用料は変動しないなど、コストパフォーマンスに優れています。

前年比

(前年度5位)

シェア

4.9%

製品特徴

レセコン一体型

富士フイルムヘルスケアシステムズ(旧:日立ヘルスケアシステムズ)(Hi-SEEDシリーズ)

 

前年比

(前年度6位)

シェア

4.9%

製品特徴

レセコン一体型

富士通(HOPEシリーズ)

富士通の蓄積されたノウハウと豊富な経験を融合した診療所様向け医事・電子カルテシステムです。

前年比

(前年度4位)

シェア

4.5%

製品特徴

レセコン一体型

ラボテック(SUPER Clinic)

電子カルテの最も重要な要素である「診療録」を、簡単に・早く・正確に作成する入力機能を充実させています。

前年比

(前年度7位)

シェア

3.0%

製品特徴

レセコン一体型

EMシステムズ(MRN)

前年比

(前年度7位)

シェア

3.0%

製品特徴

レセコン一体型

ニデック(NAVIS®-CL)

前年比

(前年度10位)

シェア

3.0%

製品特徴

シィ・エム・エス(Doctor's Desktop)

ORCA連動型でシェアの高い電子カルテで、使用頻度の高いカルテを優先表示させるなどのカスタマイズ機能もポイントです。

前年比

(前年度9位)

シェア

2.6%

製品特徴

オルカ連動型

コストメリットや経営の効率化の観点からもクラウド型サービスへの期待が高まる一方で診療スタイルに合わせたカスタマイズ性などのオンプレミス型のカルテの人気も以前あることがわかりました。
電子カルテは、5年・10年と長期的な基幹システムといえます。導入後に違和感を感じても、すぐに変更することは難しいため、 電子カルテの展示会などで複数の製品に実際に触れて頂くことをお勧めしています。

【アンケート概要】

調査期間:2019年12月18日~2020年2月4日
対象医師:開業医554名