譲渡後も勤務いただきスムーズな継承
新院長 大原 信司先生
元院長 藤原 繁先生
クリニック継承を検討したきっかけ(藤原元院長)
やっぱり患者さんはちょっと忍びないですね。
医療資源としてこの辺で年間何百人か見てるわけで、それを完全にゼロにするっていうのは悪いかなという気がしましたね。
閉院よりは継承の方がいいと思うんですよね。
クリニック継承を検討したきっかけ(大原新院長)
今年54になるんですけど開業新規というのは年齢的にリスクが高いと思っていたので当初から可能性としては考えてなかったんですね。
1からいろいろ揃えるとなると費用がかなりかかってくるんですよね、そうすると私がこれから10年、15年と考えるとそれを返済していくということが大変だろうと考えてました。
M3はその他のサービスとかでもよく知ってはいたので信頼できるんじゃないかなという漠然とした考えがあったので、まずコンタクト取ってあげたという感じですね。

エムスリーにご相談いただいた経緯(藤原元院長)
僕は71になったのもあって少しペースダウンしてたんです。
家内がちょっと病気になって時間を作ってあげないかなっていうのがあったので徐々に減らしていってたんですけど。
それでも去年の今頃ですかね、年内にきっちり決めて3月で全部閉じるなりしようというにも決心したんですよ。
自分の患者さんをこうどうしようかっていうのがあって、同じような科の人で同じような診療姿勢でかかりつけ医みたいな感じで再来の患者さんを見ていくという人が来てくれたらいいなと。
地場の業者さんに頼んだけど候補者をいっぱい抱えてるっていう事はあんまりこう想定できなかったのですね。
ただM3さんをよく見てたんですが医院継承もあるのでちょっと聞いてみるかなと思ったら、まあ素早く決まりました。
継承案件との出会いに関して(大原新院長)
実際に担当の方にお会いしてここに来るまでは、継承するかも決めてはなかったのでとりあえず話だけ聞こうというような感じで始めました。
私は藤原先生の後輩で藤原脳神経外科というもちろん存在も知ってましたのでとりあえずお会いして状況を見させてもらおうと思いまして、それですごく気持ちとしては前に進みました。

大原先生の印象に関して(藤原元院長)
履歴書が来た時びっくりしました。
実は全然想定してなかった。
僕は大原先生の名前は知ってたんですよ。彼は特殊な治療されるから僕も患者さんで人から聞かれたらじゃあ大原先生のところに聞いてみたらとかいう感じではいたんですよ。
彼の患者さんはなかなか主治医から離れにくい人が多いんですよね、そういう人ずっとこう世話して見てるっていうのだからこういう方なら大丈夫と僕は思ってるようなことをしてくれるだなという感じはしましたね。
なんていうのかな、期待通りというかね。
継承前の不安に関して(大原新院長)
不安だらけだったんですけど、藤原先生たちのほうから過去のしっかりしたデータを出していただいて、コロナを時期を含めて非常に安定した形でしっかりこの地域に根付いた形でされてきているのが数値で見せていただいたので、もう自分がそれを壊さなければなんとかやっていけるんじゃないかなというふうに考えてましたよね。
継承を選択してよかったこと(大原新院長)
一番大きなここのスタッフの方で、藤原先生はまだ残っていただいてるし元々おられた看護師さんとか事務の方とかそのまま見ていただいて、これが本当に一番の財産じゃないかなと。
もともとここに来ていらした患者さんは今も藤原先生が残っておられるので、ほぼその方達はまた引き継いで見させていただいているということと、私も地元はこちらなのでこちらで見ていた患者さんも加わってるのでトータルとしては増えることができているということが一つ良かった点だと思ってますね。
あと、藤原先生のこの周辺の医療との関わりをそのまま引き継がせてもらえてるので、最初からご紹介も今まで通りいただいたりとかそういうことができてるのが非常にありがたくて良かったと思ってます。
新しいもの入れたりとか少し技術的なところで予約のシステムを入れたりとか会計のシステムを入れたりとかちょっとしましたけれども、基本的には患者さんと向き合ってしっかり診察していくという考え方を変えないようにと思ってやってます。
継承時の投資に関して(大原新院長)
結局私は大きな機材は1個だけ超音波の機械を買ったんですけど、それ以外全部ここにあったので大きな投資、それこそ何千万とかかるような投資がいらなかったのが非常に大きいと思いますね。
継承スタッフの印象(大原新院長)
担当の方は非常に熱心に動いていただいて、熱心だからこの話が進んだというのは本当にあると思います。
細かいいろんなやらないといけないことに関しても、非常にすぐ動いていただいたのでそこはありがたく思ってます。
私の継承は本当に特殊だと思うんですけれども、もともと同じ分野でかつ私の先輩にあたる方からの継承ということなので非常に敷居が低かったという面がありますので、それが分野が違ったりとかするとどうなるかということは私たちにはわからないんですけども、上手いタイミングでいい継承ができればですね、非常にメリットが大きいんじゃないかなと思います。
