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事例で分かる! 円満な継承開業を実現するポイント

今回は、不動産における新規開業と継承開業の違いをご紹介します。
vol.4 新規開業と継承開業って何が違うの?不動産からみる特徴
※この記事は、エムスリー継承開業セミナー動画を再構成してご紹介しております。しっかり学びたい先生向けの本編動画はこちら
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新規開業における3つの開業形態

新規開業の場合、開業形態から選ぶケースも多いでしょう。開業形態は、主に「戸建」と、雑居ビルに入る診療所である「ビル診」、そして「医療モール」の三つに分かれます。

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では、それぞれの特徴について見ていきましょう。

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■戸建開業

基本的には、不動産等の購入をしながら地域に根ざして開業をするケースです。内装やレイアウトの自由度が高いことや、外装の工夫により集患に活かせることが特徴です。特徴的な建物にしたり看板を設置したりすることによって、その地域のランドマークになりえますし、先生の特徴を最大限活かしながら理想の医療を実現することができます。

一方で、設計や建設など準備に時間がかかることや、初期費用が大きくなるなど、コスト面のデメリットもあります。新規開業全般に言えることですが、現在は資材高の影響で工事関連の費用が高くなりやすく、その部分の負担を小さくするために継承開業を選んでいる方も多くいらっしゃいます。

■ビル診

比較的都心のエリアで選択されやすい開業形態です。メリットは、ビルテナントの空き次第にもよりますが、物件の選択肢が最も多いという点です。また、賃貸のため初期費用も抑えることができます。

ただし、内装やレイアウトの自由度が低く、他のテナントやオーナーの意向などを確認する必要がある、といったデメリットもあります。特に水回りや配線などの配置が決まってしまっていることがネックになるケースが多いので注意が必要です。また、同じビル内に入っているテナントが、診療所と親和性があるかどうかはオーナーの意向によるところが大きいので事前に確認すると良いでしょう。

■医療モール

クリニックや薬局だけで構成されている医療モールにおける開業形態です。メリットは、各クリニックの相乗効果で集患がしやすいことや、共同で看板や駐車場を確保することができるので費用を抑えられる点です。医療モール自体が地域のランドマークになりやすいという点も特徴です。

一方で、デメリットもあります。医療モールの企画会社は、薬局や卸会社に関係が深い場合が多く、業者選定に条件がつけられているケースも多いです。また、他のクリニックとの兼ね合いで、標榜科目や診療内容にも注文が入る可能性があります。一般的な雑居ビルに比べて賃料が少し高い傾向にあり、その点も注意が必要です。

継承開業における不動産のチェックポイント

新規開業の場合は、先述の三つの開業形態から検討が始まるケースが多いですが、一方で継承開業の場合は、開業形態やエリアを絞りすぎずに広く案件を検討していくことが重要となってきます。その理由となる継承開業のポイントについて説明します。

まず、継承開業のメリットとデメリットです。

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まずメリットですが、患者さんや収益を引き継ぐことができる点や、医療機器や内装を安価で引き継ぐことで初期費用を抑えることができる点が挙げられます。継承開業の場合は、クリニックの地域での知名度や、どのように宣伝広告をしているかという状況などを見ることで、現時点でどれくらいの集患及び収益を実現できているのかという実績がわかるため、新規開業の際にお伝えした、開業形態による視認性や集患などはそこまで問題になることはありません。

さらに、内装やレイアウトについても、クリニックにおいて最適化されており、収益を出している状態を引き継ぐことができます。基本は手を加えずに必要な箇所だけお金をかけることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては、医療機器や内装等が古い可能性があったり、レイアウトを変更する場合に追加でコストがかかったりすることが挙げられます。また、継承案件はご縁ものという側面があります。開業形態やエリアを絞り込みすぎてしまうと、希望に合致する案件が全く出てこないという可能性もあります。もし自分の色を強く出していきたいというこだわりもある場合は、並行して新規開業を考えていくのも良いでしょう。

最後に、継承案件の不動産でチェックしていくべきポイントをお伝えします。

まずは、診療所の建物や土地、駐車場を誰が保有しているのか、どのような契約がなされているのか、といった不動産の状況を確認されることをお薦めします。

また、売主が所有している不動産がある場合、賃貸希望なのか、売却希望なのかという点も聞いて交渉をする必要があります。売主の居住スペースがあるのか、居住スペースがある場合、譲渡後どのように扱う必要があるのか、といった点をチェックすることが重要になります。

今回は、不動産の継承について、新規開業と継承開業の違いをご説明しました。継承開業の場合は、「エリア」や「開業形態」で絞りすぎないように注意し、優先順位をつけながら広く案件を検討するようにしましょう。

次回は、継承開業の不動産を借りる場合を【賃貸編】として、注意すべきポイントなどを詳しくご紹介します。どうぞご覧ください。

連載内で紹介できなかった詳細な情報は、エムスリー医院継承セミナー動画で解説しております。ご興味のある先生は、是非合わせてご覧ください。

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