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電子カルテ

2022/03/11   【2022年度版】電子カルテ購入シェア-購入の決め手TOP5

【2022年度版】電子カルテ購入の決め手TOP5

毎年恒例の「クリニック向け電子カルテ実態調査」より、2022年の電子カルテ購入の動向を探ります。
過去4年の間に電子カルテを購入された開業医の先生に伺いました「購入の決め手」とは。

【2022年度版】電子カルテ購入の決め手ランキング

2022年版 電子カルテの購入の決め手で最も多かった回答は、昨年に引き続き「価格」でした。
2位3位には「レセコン一体型」「クラウド型であること」と、電子カルテの仕様に関する決め手があがります。昨年までTOP5に入らなかったこの2点は「すでに決まったレセコン」「クラウド型」ありきを前提に検討をされていた医師が増えたからと考えられます。

つづく4位も昨年2位だった「充実したサポート体制」が入り、11位だった「診療科や施設規模の適応度」5位と、画一的な基準ではなく、診療スタイルに合わせて設備を整えている様子も伺えます。

また、TOP5外ではありますが、昨年回答率が1.5%だった「知人のすすめ」が4.6%と上昇しています。未知の製品を導入する際、すでに利用しているユーザーが身近いると、購入の意思決定の手伝いになるようです。

購入の決め手TOP5の各内容で評価の高かった製品をご紹介します。

購入の決め手TOP5:評価された製品

No.1
11.6% 価格

購入の決め手に「価格」と回答した医師が購入した製品になります。『エムスリーデジカル』は導入初期費用0円、月額21,780円(税込み)、『ダイナミクス』はランニングコストが2年目以降月々11,000円と低コストでの導入が可能です。
『QUALIS』に関しては安いとは言えないものの、サポートの手厚さに対してのコスト感が評価されていると考えられます。

No.2
9.0% レセコン一体型

購入の決め手に「レセコン一体型」と回答した医師が購入した製品になります。
3製品ともオンプレミス型をベースとしながら、機能カスタマイズが柔軟な製品になります。
レセコンの仕様が先にあり、それに合う電子カルテが選ばれている印象です。

No.3
8.4% クラウド型であること

購入の決め手に「クラウド型であること」と回答した医師が購入した製品になります。『エムスリーデジカル』以外同数となり、7製品のご紹介となります。
普及の進むクラウド型ですが、まずはシェア数の多い製品から導入が広がっています。

No.4
6.9% 充実したサポート体制

購入の決め手に「充実したサポート体制」と回答した医師が購入した製品になります。
メーカー系の電子カルテとあって、サポートセンターの充実した製品が並びました。営業担当者さんへの評価が高い製品でもあります。
困ったときの相談しやすさが決め手になったともいえそうです。

No.5
5.2% 診療科や施設規模への適応度

購入の決め手に「診療科や施設規模への適応度」と回答した医師が購入した製品になります。
カスタマイズの幅が広い製品が並びました。診療科によって電子カルテで管理したい情報の複雑さは変わりますが、相談しだいで機能拡充できる製品が選ばれています。

すでに欲しい機能に目星がついており、その機能を軸に電子カルテを選ぶ様子がうかがえる結果となりました。自医院の診療イメージを明確にお持ちの先生が多くなっているのだと思います。
総合的に評価されているのは『エムスリーデジカル』 『PHC(Medicom-HRシリーズ)』『ビー・エム・エル(QUALIS)』『ユヤマ(Brain Boxシリーズ)』とカスタマイズに柔軟な製品が並びます。オンプレミス型が有名な製品もありますが、順次クラウド型もリリースされることから、来年また購入の決め手に変化がありそうです。

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【アンケート概要】

調査期間:2021年12月3日~2021年12月24日
対象医師:診療所勤務の開業医